ETFの新発見5選!老後のくらしの打ち出の小槌は米国ETFに決まり!?

こんにちは。リモ太郎です。

リモ太郎
リモ太郎

昨年50歳を迎え、60歳での社会人引退とそりの後の資産形成に向けて、今年から本格的に投資信託や高配当ETFへの積立投資を始めました。

先日本屋さんに行ったら、桶井道さんの新著で米国ETFの本を見つけたので買ってみました。

「月20万円の不労所得を手に入れる!おけいどん式ほったらかし米国ETF入門」(宝島社)

という長いタイトルの本です(笑)

これまで投資本、特にETFに関するものは結構読んでいますが、桶井さんのこの本では、分配金に焦点を当てたETFの解説書という点で、他にはない面白さがありました。

ETFと通常の投資信託をメリット・デメリット両方比較して、なぜETFのほうが老後資産形成に適しているのかが良く分かる内容になっています。桶井さんがおススメするETF銘柄も分野ごとにカタログ的に紹介されていますので、実際に何を買うかを検討するときの参考にもなりますね。

筆者の場合は、桶井さんと年代がほぼ同じな上に、老後の資産形成の方針が近い(といっても目標とする資産額も今の状況もまったく違うんですが💦)ということもあって、桶井さんの考え方に共感でき、しかも新たな発見もあって、とても参考になりました。

今回の記事では、この本を読んで筆者がなるほど!と思ったことを5つ、ポイントをかいつまんでご紹介したいと思います。

ためて、ふやして、進化する。ひふみ投信

(個人的に感じた)ETFの新発見5選!

さて結論から。桶井さんの本を読んで筆者が個人的に感じた新たな発見、重要だと思ったポイントは次の5つです。

  1. 出口戦略まで考えるとETFは最有力な投資先
  2. ETF特有の不便さは分配金を自動で受け取るためのコストと割り切れる
  3. 東証ETFも意外と悪くない
  4. 全世界ETFはやっぱりすごい
  5. リートETFはなかなか魅力的

以下、それぞれ簡単に補足したいと思います。

▶ 出口戦略まで考えるとETFは最有力な投資先

巷の投資関係の本やネット記事などを読んでいると、投資信託に比べるとETFには次のようなデメリットがあり、資産形成には投資信託の方が向いていると説明する方が多いと思います。

  • 最低購入口数があり定額積立ができない。(ドルコスト平均法が使えない)
  • 分配金が自動で再投資されず払い出し時に税金がかかるため投資効率が落ちる
  • 売買手数料や為替手数料がかかる

しかし桶井さんは、そのようなデメリットをふまえてもETFが老後の資産形成には最適だとおっしゃいます。(もちろん投資信託の良さを否定されているわけではありません)

その最大の根拠は、資産を使う段階になった時に、投資信託では果たして思い通りに切り崩すことができるのかという懸念です。

投資信託では自分の意志で毎年一定の金額や割合で生活費として切り崩していく必要があります。しかし、景気が悪くて資産評価額が落ちている年に切り崩してしまうことで元本が大きく減ってしまう不安を感じないとも限りません。証券会社の自動引き落としサービスもありますが、元本を切り崩すことには変わりありません。

対してETFでは、ある意味強制的に分配金が払い出されるので、いくら引き出すかという判断は発生しません。目標とする分配金がもらえるまでETFを積み上げてしまえば、あとはほったらかしておくだけでいいというのは、精神的にも大きなメリットだと思います。

▶ ETF特有の不便さは分配金を自動で受け取るためのコストと割り切れる

そうは言っても、分配金にかかる税金やら手数料を考えたら投資信託の方が効率良く儲かるし、手間もかからないし、やっぱり投資信託の方がいいんでないの?と考える方も多いですね。実際そのとおりなのですが、これに対して本では興味深い検証をしています。

「毎年5%ずつ基準価額が上昇し、年率3%の分配金が発生する投資信託とETFに100万円ずつ投資し、10年間保有した」場合、10年後にそれぞれいくらになるでしょうか。

  • 投資信託の場合:1,628,305円(3%の分配金は自動再投資)
  • ETFの場合:1,516,606円(元本+分配金。毎年の分配金は再投資せず)
  • ETFの場合:1,580,945円(元本+分配金。毎年の分配金は再投資する)

となります。分配金が自動で再投資される投資信託が一番増えますが、ETFでも毎年の分配金を再投資すると、10年で47,000円程度の差に留まります。

この差額を高いと思うか低いと思うか、どう捉えるかにもよりますが、老後に自動で定期的に分配金がもらえる「自動生活費払い出し機」を作るコストだと考えると、そんなに高くはないのではないでしょうか。

上でも述べたように、自分の意志で切り崩していくのは結構しんどいです。もちろんETFでも、毎年分配金を手動で再投資したりといった手間もかかりますが、今かかる手間やコストは、将来楽をするための投資だと考えたら、十分許容範囲なのではと個人的には考えています。

今月はどれくらいお金を引き出そうかと考える必要がない「自動生活費払い出し機」さえあれば、引退後に年を取るにつれて判断力が鈍ってきたとしてもずっと安心ですよね!

▶ 東証ETFも意外と悪くない

東京証券取引所に上場しているETF(東証ETF)は、これまであまり注目してませんでした。まだ歴史も浅いので純資産総額も少ないし、分配金もそんなに出ないし、手数料も高いし、・・・という先入観がありましたが、実はそんなに悪くないということがこの本で分かりました。

同じS&P500に連動する、東証ETFの「MAXIS米国株式(S&P500)上場投信[2558]」と、米国ETFの「バンガードS&P500 ETF(VOO)」を比べると、下の表のようになります。

商品名東証ETF
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
米国ETF
バンガードS&P500 ETF
最低購入金額15,425円378.1米ドル(約49,000円)
純資産総額380億円2,607億米ドル(約34兆円)
売買手数料100万円以下は原則無料0.495%
* 378ドルの場合、約240円
* 一部ネット証券では買う時は無料
為替手数料なし(日本円で購入可能)1米ドルあたり3~25銭
信託報酬0.077%0.03%
分配金年2回
年平均利回り:0.83%
年4回
年平均利回り:1.47%
分配金にかかる税金20.315%約28%
つみたてNISA××
一般NISA

上の比較から分かるように、東証ETFなら売買手数料がかからない、日本円で取引できるので為替手数料もかからない、分配金にかかる税金も少ない、などのメリットがあり、手間の点でも米国ETFと比べて良さそうです。さらに、最小購入単位が米国ETFの1/3以下というのも買いやすさではメリットですね。

一方で、分配金利回りが米国ETFに比べてかなり低いのが気になる点です。本によると、この理由としては、東証ETFが今人気急上昇で、すごい勢いで買いが入って資金が流入しているため、分配金の払い出し先が希薄化しているためです。ブームが落ち着けば、分配利回りも上がってくるだろうということで、将来としては安心できそうです。

▶ 全世界ETFはやっぱりすごい

筆者の資産のうち、全世界株式インデックスに連動している資産の比率は今5%しかありません。かなり米国株式に依存している状況なので、徐々に全世界の比率を増やしていこうと思っていました。

この本でバンガードトータルワールドストックETF(VT)が推薦されていますが、分配金利回りが2.10%もあるのは知りませんでした!全世界は将来の成長も期待できるので、今後は増配も期待できそうですし、ひょっとしたら連続増配株ETFのVIGよりも成長するかも!?

VTは価格も93ドル程度と安いですし、新規の積立候補として検討したいと思います。

▶ リートETFはなかなか魅力的

本では、定番のETF以外にもセクター別ETFやリート、コモディティなどの特徴あるETFも多く紹介されています。眺めていると、こんなETFもあったのかと発見があって面白かったです。

中でも特に興味を引いたのは、以下2つのリートETFです。

  • SPDR ダウジョーンズ REIT ETF(RWR)
  • SPDR ダウジョーンズ インターナショナルリアルエステートETF(RWX)

いずれも著者の桶井さんが実際に保有されているリートETFで、RWRは全米リートを集めたもの、RWXは米国を除く全世界のリートを集めたものとなっています。

実は筆者も、結構前に買ったグローバルリートの商品を少し保有していますが、アクティブ型の投資信託なので、信託報酬がかなり高い上に、たこ足で資産を切り崩しながら分配金を出しているため、全然資産が増えてません。

そんなこともあって、リートはあまり関心なかったのですが、改めて上の2つの商品を見てみると、分配金比率も高いです。また投資信託と違ってETFは利益だけから分配金を出す決まりなので、評価額もしっかり増えています!(もちろん株式ETFと比べて資産の伸びは低いですが)

将来の安定的な分配金収入を得るのには、分散先として株式ETFや投資信託の資産からリートETFに少しずつ移していくのも悪くなさそうです。

まとめ

今回は、桶井道さんの著書「月20万円の不労所得を手に入れる!おけいどん式ほったらかし米国ETF入門」(宝島社)を読ませていただき、新たに発見したETFの知識5つをご紹介しました。

  1. 出口戦略まで考えるとETFは最有力な投資先
  2. ETF特有の不便さは分配金を自動で受け取るためのコストと割り切れる
  3. 東証ETFも意外と悪くない
  4. 全世界ETFはやっぱりすごい
  5. リートETFはなかなか魅力的

ETFを始めて1年も経たない素人の筆者が発見したことなので(笑)、すでにご存じの皆さんも多いかと思いますが、何かヒントになったらうれしいです。

いずれにしても、桶井さんのこの本はETF初心者には必読だと思います!

桶井さんご自身が実際に取り組んでいる資産運用方法がそのまま紹介されているからでしょう、読んでいて何よりもすごく納得するんです。投資本にありがちな、著者は全然別のやり方をしているのに、素人はこれやっとけ、みたいな感じが一切ありません(笑)

実際の桶井さんの保有資産がすべて公開されていてリアル感ありあり!将来は資産のほとんどを米国ETFに置き換えていくとおっしゃっていますが、筆者もぜひ同じ方針で行きたいと思います。

ご意見やアドバイスいただけますと励みになります!よろしくお願いします。

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